2007年05月24日

起点は松阪から

セントレアからフェリーに乗り換え松阪港に入る。
海からの風は、沖縄帰りのオイラには冷たすぎた。

バスに乗り換え、駅前で不動産屋と合流。車で新居まで送迎してもらう。

「沖縄からですか・・・それは遠いところから・・・」

さして興味も無いふうに、女の人はミラー越しに話した。

オイラは、窓の光景を必死に目で追った。

駅からは何分・・・?
スーパーは近くにある・・・?
コンビニはある・・・?
おいしい定食屋は・・・?

「松阪市茶与町・・・」

住所の語感からは何も浮かびはしない。何度目の引越しになるだろうか?分からない。今回もオイラは沖縄から物件を選び、住むところさえわからない。このときオイラの気持ちが最も不安定になるときだ。住む場所によって、今後数年間が楽しくもつまらなくもなる。

松阪の町は、オイラの想像とは異なるものだった。駅前の百貨店は閉店しているし、目抜き通りもシャッターが目立つ。不景気なこと夥しい。外来を期待してか「牛銀」「和田金」「三松」「一升びん」などの松阪牛を食わせる店の看板が延々と競争して乱立していて、景観をごちゃごちゃさせていた。

マンションは駅から程よい距離で、少し通りに出れば、42号線が走っていた。
そして、看板には「尾鷲」と馴染みある地名がみえた。


南下すれば、新宮・・・ここから、懐かしい未来は始まる。


起点は松阪から


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Posted by sndicegame at 21:16│Comments(0)松阪
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