2009年07月05日

伊勢の好々爺

松阪に来てすぐ、伊勢のジジイと知り合いになった。
もう2年以上の付き合いになる。
沖縄からこちらに来たのだと言うと、安里屋ユンタを歌ってくれたり、オイラの知らない沖縄サミットの話などを聞かせてくれたし、戦時中の東南アジアの話をよくしてくれた。蘇州夜曲は特にお気に入りらしく、よく口ずさんでいた。額は禿げ上がっていて、中指と薬指がスッパリなかった。


伊勢の好々爺


先日もオイラに会いに松阪まで来た。

「どうしたんだよ、爺。」

「いや、もう会えんかもしれんから、礼を言いに来た。」

「会えんってどう言うことなん?今度、安里屋ユンタ弾いてやるって言っただろ?」

「アンタ、ええひとやな・・・」

妻にも優しく出来ず、優也にも会いにいけてないオイラがいいひとなわけねぇじゃねぇか・・・
爺は、指3本で握手をせがんだ。

爺は、話の中しきりにアジア情勢の話がでてきた。自分の生き方は間違っていなかったか・・・台湾のひとには、中国のひとには、インドネシアのひとには迷惑がかかっていないか。

「爺の人生は悪くないよ。」

今の世界のグランドデザインを型どった爺たちに感謝する。

オイラは数年前から軍票集めをやっている。

沖縄B円
伊勢の好々爺

アジアで発行の軍票
伊勢の好々爺


いつか爺たちに、懐かしいと思ってもらえるように。



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Posted by sndicegame at 23:27│Comments(0)伊勢
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